2006-06-08 第164回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
そして、支援する中身が従来と変わらないというのでは、これはやっぱり率直のところ国民から見ると、だって、対象者と対象面積とそれといわゆる支援水準、それ掛けていって片っ方が減ってくれば、単価が同じだって結局安上がり農政なんじゃないかと、そんなことで本当にいいのかねという疑問が率直のところこれは我々の方にもあるんですよね。 これは与党だ野党だという話ではない。
そして、支援する中身が従来と変わらないというのでは、これはやっぱり率直のところ国民から見ると、だって、対象者と対象面積とそれといわゆる支援水準、それ掛けていって片っ方が減ってくれば、単価が同じだって結局安上がり農政なんじゃないかと、そんなことで本当にいいのかねという疑問が率直のところこれは我々の方にもあるんですよね。 これは与党だ野党だという話ではない。
ただ、一方で農業補助金の大幅削減が実施されているということは、臨調指摘の補助から融資へというふうなことで安上がり農政を進める、これは大変問題であり許せないというふうなことだけははっきりしておきます。 具体的に質問に入りますけれども、六十年度の 農蚕園芸局関係予算の中で、特に新地域農業生産総合振興対策というのがございますね。
○武田委員 大臣に聞きたいのですが、今のことに関しまして私予算委員会の一般質問のときに話したのだけれども、要するに世間的に、安上がり農政とか、こういう批判があるわけです。それで農業予算がばんばん切られてきている、金融の面にもそういう締めつけがある、そういう感じが非常に深刻な影響というか、精神的にも現場の人にとっては耐えられないことなんです。
先ほど私が申し上げましたように、安上がり農政、それを目指すとすれば、外圧も含めてねらわれるのは農林水産であります。ですから、今のうちにしっかりした農政の展開に当たっての担当する大臣の御決意がないと、これは大変なことになってしまう、こういう危機感を持っております。改めて佐藤農林大臣のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
しかし、どうももう一つその裏に、農業過保護論あるいはまた国際分業論の再燃を思わせるようなそういう思想的背景、また特に財政を預かる立場からは、安上がり農政を目指す、こういうお考え方がどうもまた頭をもたげているのではないか、特にことしの六十年の予算を見ましてそのように感じておりました。
今回の金融三法の改正、言われる行財政改革の一つの標的に遭った、中には安上がり農政を志向する一つのあらわれだという批判もあるようでございまして、特に一部三・五%が五%に引き上げというようなことは非常に残念なことでもあるということが先ほど意見の陳述の中にありましたが、これが農業の経営の面にいろいろと不都合なものが生じないかどうか、そして今後の農業、農村の振興発展のためにこの金融の改正というものが何か支障
○神田委員 心配しますのは、将来展望がないままに構造政策を強調する、こういうことになりますれば、安上がり農政、こういう批判につながっていくことになりますし、関係者の農政に対する不信にもつながっていくわけでありまして、構造政策を推進するというその前提におきましては、当然生産政策、さらには価格政策等々の問題についてもこれと関連して考えていかなければならない、こういうように思いますが、いかがでありますか。
それから、これは新聞報道でありますけれども、すでに臨調の人が農林水産省に行っていろいろ聞かれたと、そういう中で生産者米価は下げなきゃだめじゃないかとか、あるいは過剰米は廃棄したらどうだとか、あるいは補助金が一体多過ぎやしないかとか、こういうことをいろいろ言っていったと、安上がり農政を求める質問が続々出されたというふうなことが、これは日経ですか、に出ております。
その農業基本法を日本では、私が持って帰ってきて小倉君のような農林官僚の良心に伝えて日本でもいいところをとってもらったんだが、いいところじゃなく悪いところばっかりとって、主要農畜産物の価格の保障という大切なバックを除いてしまって、安上がり農政、農政に余り金を出さないためには、農民がうるさいから米のみの価格を支持価格にして、ほかはいいかげんにしてごまかしていけというのが日本の農業基本法で、農業基本法の内容
安上がり農政で農民をごまかすというようなことをやっているから、いまのようなめちゃくちゃな混乱が起きているんです。
とにかく安上がり農政をやって、どうやって擬足に金を渡さないで農民を死なせないようにやっと生きる程度にして、国際分業の中へ追い込もうというふうに、農村の労働力を重化学工業の方に引き出していこうというような考え方を持って、米だけの支持価格にしぼって、畜産その他の農家における生産に従事しなければならないタバコやあるいは麦、ソバ、豆、こんなものをつくったんじゃ農家収入がないように追い込んでしまって、いまのような
○戸叶武君 どうも日本では安上がり農政で、それとアメリカの方の小麦を無理しても買わなくちゃならないという国際分業論に日本の財界もくみし、日本の官僚もそれにくみしたようですが、それによって小麦もつくれなくなった。米だけが価格が安定しているからみんな米へ米へと、実際困ったものだけれども、米だけがふえている。いま減反をやれなんと言ったってなかなか実行はできない。実際見てごらんなさい。
もしさま変わりと言うならば、高度成長の破綻による財政危機を取りつくろうための安上がり農政の方向へのさま変わりだ、こう言っても言い過ぎでないと思いますが、私がいま挙げた予算の総枠の中で、国予算全体の伸びと比較して農政予算は九・九%、十三年ぶりで一〇%を割ったということと、一般農政費は、いま出されている予算は六・二%で、五十年の六%と並んで農基法成立以来の最低であるという点について、大蔵大臣は予算担当ですからね
やっぱり経済主義的な考え方というものが、安上がり農政を生み、国際分業論を生んでしまった。これが掲げたものはりっぱだったけれども、全く農基法農政なるものはそれにさいなまれてしまった。こういうことだったと私は思うのです。
そして、それこそは、歴代自民党内閣が農民切り捨て政策、安上がり農政をとり続け、一九六〇年代には、現在のECと同程度の自給率九〇%を維持していたにもかかわらず、いまではわずか総合で四〇%台に落ち込んだ結果にほかならないのであります。総理、石油の次は食糧だなどとささやかれていることは、先刻御承知のことと思います。このような杞憂を現実のものとしないためにも、いまこそ農業の再建をはかるときであります。
○杉原一雄君 いろいろのやりとりから集約しますと、今日のとうふの値上げ、大豆の不足という問題等を通じて、まあ、ある雑誌が書いているように、安上がり農政は最終的にこういう結果になったんだという結論めいたことを言っているようですが、そのことの是非はとにかくとして、いま農林大臣の所信表明等を通じても、少なくとも、食用大豆については将来自給体制をとりたいという政策意図が明確になったわけですけれども、具体的な
西ドイツの農業基本法の精神に従って日本でも行なえと言うのに、日本の保守党と農林官僚は、安上がり農政、金を出さないでどうやって農民をだますかという農政、それで米だけにしぼって価格支持政策を行なった結果というものが、ほかのものをつくったのでは満足が得られない。米さえつくっていれば、できなくても、一つもなくっても、農業災害補償法によって、それによって金が入る。
第三に、重化学工業その他大企業への低賃金労働力供給と、安上がり農政の農業近代化政策、国有林事業の合理化による山村の過疎と住民の生活基盤の破壊、出かせぎ、一家ぐるみ、部落ぐるみの離村によって、林業労働力の不足が林業生産や森林経営の隘路になるという悪循環をうんでいることであります。 以上が示すとおり、今日、森林、林政の危機は深刻であります。
○戸叶武君 自民党の農業基本法の誤りから今日農民は苦労しているんだというふうな考え方に農民はなっておりますが、農業基本法の運営が問題であったので、今日の米の過剰生産というのは、安上がり農政、すなわち農畜産物の価格の安定を目ざしての価格支持政策を断行しなきゃならないときに、米のみにしぼって問題を展開したというところに一つの問題点があるんだと思いますが、農林大臣はどういうふうに考えておりますか。
農地の資産的保有の傾向が強まり、地価の高騰や農業経営の環境の劣弱、農業生産体制、農産物価格の混迷、あるいは農外雇用の不安定、農村の社会保障の未確立等々、農業内外の困難な諸条件をそのままにして、農業経営の規模拡大のため農地流動化を促進しようとしても、安上がり農政といわれても当然であります。
最後に、今回の農地法改正案が、農地流動化のための借地農制を組み入れるための措置でありまして、単にこのような改正によって農地が流動化するかどうか、農地の資産的保有の傾向が強まり、地価の高騰や農業経営の環境の劣弱、農業生産体制、農産物価格の混迷、あるいは農外雇用の不安定、農村の社会保障の未確立等々、農業内外の困難な諸条件をそのままにして、農業経営の規模拡大のため農地流動化を促進しようとしても、安上がり農政